フルアナログのLimiter回路
アウトボードの最終段にマストアイテムが登場。
数多くのLimiter回路を実際に組み立てテストした末に、最も自然な掛かりのリミッター回路を採用しました。
Kneeコントロールを搭載していますので、しっかり切るHard Kneeから波形の先端を丸めるSoft Kneeまで自由に選択することが可能です。
録音からマスタリングの最終段、更にはレコードカッティングの場面で力を発揮します。
使いやすさを追求したThreshold調整
最も特筆すべきは、操作性に拘ったThreshold回路です。
Variable modeでは大まかにご使用のADに合わせたレベルをThreshold adjust(ロータリースイッチ)で決定した上でThreshold knobで微調整します。
Fixed modeではThreshold adjust / Threshold knobは無効になり、フロントのFixed Adjustの穴をドライバーで調整するだけです。これにより誤ってノブを触ったりする事はなくなり、いつでも設定した値でリコールされます。
Soft KneeとOutput Levelと組み合わせて自然なサウンドメイク
Output Levelはテストで使用していた際に急遽設けました。
Soft Kneeの場合、Hard Kneeに比べてThreshold値でバッサリ切るのではなく、波形の先端が丸まる分、Thresholdを波形の先端がはみ出ます。その分レベルは若干高く出力されますので、信号を最終的に下げたい場面で使用することを想定しています。
ラック版とデスクトップ版
筐体は2種ご用意しました。サイズは下部に記載がございます。
ラック版:
デスクトップ版:
※入出力は奥側側面
滑走路をモチーフにした疾走感と解放感あるデザイン
ダイナミックなサウンドを損なうことなくブレーキ(リミット)を掛けるようなイメージで滑走路をモチーフにしました。
Recall Sheet
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設定を書き込んでおけるようにリコールシートを作成しました。ご利用ください。
■Input Gain
0dB~5dB(6接点1dBステップロータリー)
■Threshold Adjust( Variable mode)
4 / 10 / 16 / 22 / 28dBu
■Theshold(Variable mode)
(Threshold adjustで設定した値に対して)-6dB~max(0dB)
■Knee
Hard~Soft(6接点ロータリー)
■Threshold(Fixed mode)
+4dBu~+26dBu
■Output Trim
-6dB~0dB(連続可変)
■入力インピーダンス 30kΩ
■出力インピーダンス 10Ω以下
■周波数特性 5Hz-70kHz ±0.5dB
■歪み率(THD+N) 0.002%以下 (1k@+4dBu)
■入力端子 XLR(バランス)×2
■出力端子 XLR(バランス)×2
■電源電圧 100V
■付属品
本体/ACアダプタ/取説(保証書)
■重量 約3.5kg
■寸法
ラック版:483mm×44mm×260mm
デスクトップ版:320mm×80mm×230mm